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042:クリック(風天のぼ)
カーソルはこれかあれかと迷いつつ右クリックで汝を確かめる

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041:越(風天のぼ)
三越の屋上に立つ日章旗 昭和の夏の風のぬるさよ

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040:すみれ(風天のぼ)
道端の割れ目に立てるすみれ草 入り日をうけて茎まで透ける

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039:広(風天のぼ)
草原を駆ける少女よ 両の手を空に広げてま南へゆけ

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038:→(風天のぼ)
「→」に沿って進めば落とし穴 日本の桜は散りはじめたり

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037:藤(風天のぼ)
生いたちと今を知らせるテレビ見て藤原紀香に惚れてしまえり

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036:意図(風天のぼ)
意図しては詩の一編もつくれまいキンモクセイの若葉が透ける

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035:ロンドン(風天のぼ)
ロンドンに行ってもたぶんぼくは僕こころのなかを自由にめぐる

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034:序(風天のぼ)
順序などはじめからなし みつ蜂を結句にすえてつくりはじめる

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033:冠(風天のぼ)
よく見れば草冠ではない燕 今年かぎりの親と子なのか

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高見 順
電車の窓の外は
光りにみち
喜びにみち
いきいきといきづいている
この世ともうお別れかと思うと
見なれた景色が
急に新鮮に見えてきた
この世が
人間も自然も
幸福にみちみちている
だのに私は死なねばならぬ
だのにこの世は実にしあわせそうだ
それが私の心を悲しませないで
かえって私の悲しみを慰めてくれる
私の胸に感動があふれ
胸がつまって涙が出そうになる
団地のアパートのひとつひとつの窓に
ふりそそぐ暖かい日ざし
楽しくさえずりながら
飛び交うスズメの群
光る風
喜ぶ川面
微笑のようなそのさざなみ
かなたの京浜工場地帯の
高い煙突から勢いよく立ちのぼるけむり
電車の窓から見えるこれらすべては
生命あるもののごとくに
生きている
力にみち
生命にかがやいて見える
線路脇の道を
足ばやに行く出勤の人たちよ
おはよう諸君
みんな元気で働いている
安心だ 君たちがいれば大丈夫だ
さようなら
あとは頼むぜ
じゃ元気で――
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高見 順 『死の淵より』 電車の窓の外は

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